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『藁の楯』と『リアル』

最近映画館で邦画を二つ鑑賞したので感想を書く。ちなみに三池崇史黒沢清も初めてです。ネタバレ含むかもしれない。

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『藁の楯』はもう、藤原竜也だった。

前情報としては、菜々子がバラエティで「どういう映画ですか?」って聞かれたときに「私は警察の役で、トラックがバーン!ってなる」とかすごい頭の悪そうな受け答えをしてたのが印象的だった。実際バーン!ってなるシーンにすごい制作費つぎ込まれてそうでよかった。あと藤原竜也がロリコンの殺人鬼らしいとネットで見た。三池崇史って有名らしいし、カンヌで盛り上がってるしちょっと見てみるか……すごいおもしろいじゃないか!

藤原竜也のあのナチュラルに狂ってる感じすごくよかった。たぶん主演は松嶋菜々子大沢たかおなんだろうけど、あいつらただの引き立て役だね!「懸賞金10億円」「悪人の護衛」っていう状況での人間の葛藤とかが主題なんだろうけど、藤原のクズっぷりのが光りすぎてる。次点が永山絢斗キル・ビル栗山千明の死に顔と同じくらい良い死にっぷりだった。こう、映像作品だと、不穏な空気が流れて「誰っ?…なんだ気のせいか」とかよくあるけれども、『藁の楯』は不穏な空気が流れると必ず何かが起きるのが娯楽作品としてすばらしいと思う。

個人的に『藁の楯』名シーンは窓から藤原竜也が両手でGJしてるところですね。笑顔で「誰か死んだの?」とか、あれだけ必死に護衛してくれる菜々子を「おばさんくさい」って切り捨てたり、拳銃突きつけられてもニヤニヤしてたり、なんかもう藤原竜也無双だよ……。

 

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『リアル』はすごい嘘くさい運転シーンがおもしろだった。とりあえずとにかく長い。安っぽい首長竜CGとか、仮面ライダーのドラゴンのほうがまだリアルだよ……。

この映画、なんでハッピーエンドなんだろう。最終的に二人とも夢から覚められなくなったってオチがよかった。だいたい佐藤健が夢の中で首長竜にあれだけ襲われて血が一滴も出ないってどういうことだ。せめて夢の中で足を恐竜に食いちぎられたら、現実の体もいきなりブワアアアって血を噴き出して足切断くらいやってほしかった。原作があるから監督としても限度があるんだろうけど。これを打破するためには藤原竜也だろう。藤原竜也が「藤田さん、彼女はどうでしたか」とか言うだけで一気に「うわーこいつが黒幕だー!」感が出てアツい。

 

この二つの映画、共通してるのは主題歌がダサい。もうちょっとどうにかならなかったのか。ヒラサワがいいなんて贅沢は言わない。佐藤健と同じ事務所の福山にでも適当な愛のバラード歌わせとけばいいのに。

ところでその事務所ページを眺めてたらcascadeが活動再開しててびっくりした。TAMAちゃんが劣化してて悲しい……。