『闇金ウシジマくんPart2』を見た
いやー、稀に見るつまんない映画だった!でもよかった!
フィリップくんがしょぼいチンピラ役をやるというので見てきたら、なんかいろんな人が出てた。Wのフィリップくん、オーズの後藤さん、キカイダーのマリ、あと最後のスタッフロール見るまでわからなかったけど、鎧武の裕也とついでに柳楽優弥。公式の相関図見て「あれがそうだったの?……いやいやそんなウソでしょー」となった。崎本大海の演技はヘルヘイムのフルーツにかぶりついてるところしか見てないからさておき、柳楽優弥どういうことなの……「うわあこの40歳童貞みたいなキモいおっさんストーカーきっついなあ」と思ってたら、あのかわいかった本当にかわいかった柳楽優弥(24歳)だなんて信じられない。柳楽すごいヤバい。
モブ後藤
もうとにかくこの映画はオーズの仮面ライダーバースことバズーカ後藤こと君嶋麻耶しか見えない。映画公式サイトに名前も写真も出てないから、いるとは思ってなかった。(君嶋麻耶の事務所公式には書いてあった)
後藤さんの役柄はもうすぐ入店3ヶ月になるモブホストの一翔、ナンバーワンホストを目指して破滅する神咲麗の同期。麗がどんどん泥沼にはまっていく隣で「ナンバー入りできてよかったな!」「最近すごいな!」(セリフうろおぼえ)などとニコニコ微笑むだけの簡単なお仕事をしていた。もう、みんなどんどんバカなことやらかして破滅していったり、殴ったり殴られたり怒鳴ったり殺されたり、変わっていく壊れた世界のすみっこで、いつも変わらずにぼーっと笑っててくれる後藤さんまぢ大事。荒野に咲く一輪の花だよね……。
冗談抜きで、この映画において後藤さんの一翔は、出番もセリフも少ないながら重要な役だった。ウシジマくんは知ってのとおり、良心が欠如してたりクズだったり、とにかく普通じゃない人の物語なわけだ。作中で、ホストの麗と客の彩香については、普通の人がどん底に転落するまでが描かれている。その対比として、「転落する人」たちの隣に、元の位置のままでいる「普通の人」一翔を置くことはとても効果的な手法だと思うのですよー。後藤さんじゃなかったらそこにいることも気付かないようなモブだけど。「普通の人」の存在によってクズのクズっぷりが引き立つ(光が強いほどと影が濃くなる理論)。ウシジマたちが属する闇の世界とは別の、お天道様の世界で生きている人間の存在を描写するって大切ですよねー。これを怠ると、どこの世紀末世界だという感じになってしまうねー。
その他のみどころっぽい
・フィリップくんがしょぼいチンピラ→調子に乗ったチンピラ→借金持ちのチンピラに出世
・半裸のフィリップくん
・傷だらけのフィリップくん
・フィリップくんの断末魔
・フィリップくんの拳銃アクション
・駄菓子屋のガチャに鎧武とトッキュウジャーと妖怪ウォッチが見えた気がする(?)
・「闇金は犯罪です」の注意書き
・山田孝之の存在感は異常
・高橋メアリージュンの犀原は最高に最高で最高だった!!!
・ホストクラブの太客の名前が「里中」
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このカバー写真よりだいぶ長めのパーマ後藤は相変わらずイケメンで元気そうでよかった。 ホストになった理由を聞かれて「女にモテたい」と普通のことを言ってた。