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『怪談にせ皿屋敷』を見た。

エンター 舞台

 青山劇場『怪談にせ皿屋敷』初日見てきました。久しぶりの生エンターさんだ!と前日から動悸がおさまらず、いよいよ萌え殺されるかと……。

お話はコメディ7割、ロマンス2割、1割は流れでといった感じ。我がマジェスティエンター陳内将演じるは、公金横領した殿様の屋敷に査察に来る役人岩田鉄太郎。エンターさんだった。よかった。

大衆演劇の文脈っぽい

主役の早乙女太一が有名な大衆演劇の人なんだけど、えっこれ大衆演劇によくある手法なの?と驚きっぱなし。
まずロビーで光るうちわを売ってます。舞台に出てきた役者が「わあああああってなったら光るうちわを振ってくださいね!」とうちわの取扱説明をします……これ「みんなー!ミラクルライトでプリキュアをおうえんするクルー!」だ……。早乙女太一演じる播磨様がワイヤーに吊られて上から登場すると前方で本当にミラクルうちわライト振られてた。舞台で暴れる播磨様より未知の文化との遭遇にわああああってなる。
ストーリーの中盤、霊媒師がお屋敷に除霊にやってきます。「お屋敷どころか客席中に霊気が漂っています!これは大変!皆さんご起立ください!これより除霊の儀式を行います!」という名目で背伸びしたり肩をまわしたりの除霊の儀式をした。ずっと座ってると疲れるよねー上手いなあ。取り憑かれた播磨様が客席にいる芸能関係者を舞台に引っ張り上げてたり(そして宣伝して客席に帰還)、舞台と客席の境界がぼんやりしてた。岩田エンター鉄太郎さんも客席通路で踊ったりしてた。
あとまあ、乱闘シーンの「ボカボカッ」みたいなダサい効果音とか大衆演劇なのかなあ……。懐かしのパラパラみたいな楽曲とか……。

 エンターさんガン見

鉄太郎エンターさんは化粧。何よりも化粧。白塗りのおしろいこそないものの、テレビで見た早乙女太一の女形くらいがっつりした舞台化粧で、目尻が眉まではね上がってる隈取り似合うわーとほれぼれしちゃう。
その顔で客席に向かって見得を切るというか、斜め上を見ながら「やっちまいな!」みたいな台詞を言ってキメ顔で静止するんだけどさあ!ちょうど座席的に真正面から顔が見えるわけで!大変だよね!静止してる間ずっと真正面から顔が見える!すごい!こんなに正面顔ガン回しのシーン今まで見てない!あんまりにもずっと見ていられて恥ずかしい!でもこんなに正面からガン見できることないかもしれない!目を逸らすのもったいない!でも気まずい!と双眼鏡越しにヒエーとなってた。思い出してもヒエーとしか言えない……。
クライマックスその1みたいな場面が鉄太郎軍対播磨様の大立回り。殴り倒されて床に転がってる鉄太郎を双眼鏡でじっと見てたのはさすがに自分でもちょっと気持ち悪いなと思いますね……殴られて倒れてビクビク痙攣してる演技だー!とテンション上がるの冷静に考えるとあたまおかしい。

早乙女太一よかったとか

早乙女氏、DV報道とかあんまり良いイメージ持ってなかったわけですが。舞台上で見る分には盛り上げ上手というか、客の扱いが上手いというかすごい役者だったなあ。カーテンコールの後に上総之介だけが舞台に残って「はいみんな帰ってね、もうないからね」って誘導してるところに早乙女氏が出てきて「大衆演劇だとお見送りあるんですけどねー」とか言いつつ「もうすぐ上総之介の人の誕生日だからハッピーバースデー歌おうかー」って歌っちゃうとなんとなく満足して、あきらめて帰るかーって気になる。
会場でリピーター向けにチケット売ってたけど、あれはハマるとおそろしい世界なんだろうな。「これはアドリブだろう」ってセリフが多くて、今見た公演と明日の公演が違うのがわかりすぎる。全部の回を見て「3日目が一番好き」とか言っちゃうんだろうな……。エンターさん脇役で財布的にとても助かる。
生エンターさんはとてもよかった。本当に生きる気力が沸いてくる。

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パンフレットはクリアファイルに綴じてないページが入ってる形式。初めて見た。