『青鬼』を見た

青鬼画像注意ということで。

 

 

もう一週間も経ってしまった。青鬼初日夕方の回見てきた。
エンターさんが小物クズだった!朝日新聞の記者が『MONSTERZ』藤原竜也を"日本中の監督が、この国に巣くう「絶対悪」をこの人に演じさせたがっている"と書いたが、エンターさんもこの調子でいけば「日本中の監督がクズを演じさせたがる」とか書かれる小物クズ界の一流になれる勢い。

あらすじとしては、転校生のシュンが作ったゲーム「青鬼」をヒロインの杏奈がプレイする。不気味な洋館に閉じ込められたシュンは、自分が作ったゲームのシナリオの通りに惨劇が進んでいくことに気がつき、杏奈とゲームをクリアしようとするが……という感じ。

パニックホラー映画かと思いきや、叙述トリックがなかなかに見事。

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エンターさんがクズで素晴らしかった

我がマジェスティエンター陳内将演じる卓郎はまあ小物クズ不良高校生で、登場シーンからシュンをカツアゲしよる。完璧だ。こういうのを期待してたんだ。そもそも一行が事件の起きる洋館へ来たのは卓郎が「ヤバいもの」を地下室に隠すの手伝えとかなんとか言って美香たちを連れてきたから。卓郎はクスリを常用してることがにおわされてて、たとえば、ヤバい=「またクスリ?」みたいな会話がある。洋館に化け物がいることに気付いた美香は「ねえ卓郎あたしもぉ我慢できないよぉ」などと言いながら卓郎にすりよってポケットの鍵を盗んで逃げだすんだけど、キマってるっぽい卓郎は「あ?なにあれ?」くらいで済ませる。その後ひとりで作業しながら「ねえ卓郎あたしもぉ我慢できないよぉ…ああ俺もだよ……」とかブツブツ言っててとても良い。ガンギマり演出なのか、顔と首のあたりだけTシャツの色が変わるくらいに汗びっしょりになってるのが良い。全然さわやかじゃない汗いいよね……。
クズっぷりのなかでもいちばん良かったのは洋館にいた仲間の頭部を角材で殴りまくって動かなくなったあと「俺だって本当はみんな仲良く帰りたかったんだよー?だけどもう楽に死なせてあげることしかできないからあ」って優しく優しく言うところです。ここは譲れません。

退場間際、階段の上から倒れ込んでくる卓郎と杏奈の横顔のシーンがあるんだけど、その卓郎の横顔が本当に本当に素晴らしい。贔屓目抜きで見ても良いカットだったと思う。一瞬の横顔だけで印象深いシーンを作って、見終わってからもなにかと感じさせるのが役者ってもんなのか。

うちわ

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入場者特典のうちわです。ふつうの大きさのうちわだと思う。サイズ参考として一般的なA4サイズの冊子の上にのせました。

最高の夏を楽しむのに最適なグッズですね。


公式が入山杏奈推しの画像です。

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